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夢成キクラゲの正体は?本当に国産?

キクラゲの国内生産量が増えている中、「夢成のキクラゲはどうなの?」「本当に国産?」

という疑問にお答えしていきます

どんな種類のキクラゲなの?

夢成で栽培しているキクラゲは正式名

あらげきくらげ89号」と言います。

これは大手種菌メーカー「森産業株式会社」の登録品種。

森産業は、きのこ品種登録数・種菌売上高などで、きのこ種菌業界トップ企業として歩み続けています。

菌床(きんしょう)と呼ばれるオガクズなどの木材チップに栄養体を混ぜてキクラゲを栽培する培地においても、栽培袋・オガ粉・栄養体等もすべて森産業に認定されたものを使用しています。

仕入れ先、使っている品種、栽培場所が証明できる「国産アラゲキクラゲ」です。

キクラゲ?アラゲキクラゲ?

夢成キクラゲですが、本当は「アラゲキクラゲ」と言うのが正しいです。

本来、「キクラゲ」は別の品種を指しますが、一般的に「キクラゲ」のほうが浸透しているため

アラゲを省略してキクラゲと呼んでいます。

他の生産者様で「キクラゲ」と表記されているものの多くは「アラゲキクラゲ」ですね。

※呼び方、表記の統一性が求められます

怪しい?国産?キクラゲ

キクラゲ生産者の中には、

  • 種菌を海外(中国等)で無断で交配させる(違法です
  • 菌床に使用するオガクズなどの木材チップを海外から輸入し、国産木材使用とうたっている
  • 菌床そのものを輸入して国内で栽培している生産者も存在しているようです。

ただ、消費者庁の表示基準で「長いところルール」というグレーな法律が存在するために一概に違法と言えない場合もあります。

国産じゃないのに国産?

これについては別の機会にご紹介しようと思っています。

まとめ

夢成のキクラゲは「あらげきくらげ89号」という森産業株式会社の登録品種

菌床もすべて森産業の認定した材料・資材を使用

「あらげきくらげ」という呼び方が正しいが、一般に「きくらげ」という呼び方が浸透している

キクラゲ生産者の中には種菌を無断で交配させたり、海外から菌床・材料を輸入して国産と表記している生産者もいる(「長いところルール」によってグレーな部分のある)

夢成のアラゲキクラゲは産地証明が明確な純国産です

白色アラゲキクラゲ栽培・販売開始「森100号」

大手種菌メーカー「森産業」がこの度、アラゲキクラゲの白色系品種「森100号」を開発しました。

夢成としてもアラゲキクラゲ「森89号」に続き、「森100号」の栽培・販売を始めます。

白色アラゲキクラゲとは

最近はネット通販や各生産者のホームページ等で、白い色のキクラゲを見ることが多くなりました。

ただ、生産者・消費者・販売者の皆さんの中に「シロキクラゲ」と「シロアラゲキクラゲ」を区別なく表現している方が多く見られます。

「シロキクラゲ」と「シロアラゲキクラゲ」はそもそも全く別の品種。

「シロキクラゲ」とはシロキクラゲ科シロキクラゲ属のキノコ

対して「アラゲキクラゲ」はキクラゲ科キクラゲ属のキノコ

そして今回、夢成が栽培・販売をする「森100号」白色アラゲキクラゲは、アラゲキクラゲのアルビノ(ある色素を失った突然品位種)です。

ですから、成分は通常の「アラゲキクラゲ」と同じと考えております。

シロアラゲキクラゲの呼び方として

前述の通り「シロキクラゲ」は全く別品種なのでご法度。

それ以外では「白いキクラゲ」「白アラゲ」などの呼び方が多いようです。

夢成としましては、開発をした森産業の見解も取り入れて

「はくしょくあらげ」もしくは「はくしょくきくらげ」と呼ぶことにしました。

白色アラゲキクラゲの今後の展開

「白色アラゲキクラゲ」の色を活かした調理の紹介。

「シロキクラゲ」と「シロアラゲキクラゲ」の違いの周知

(森産業 研究開発部の見解も紹介する)

夢成きくらげカレー新登場!!

「夢成」加工品の第1号として「きくらげカレー」が完成しました。

構想は1年以上前からあったのですが、日々の業務に追われながら、やっと製品化できました。

きくらげカレーを作りあたり

キクラゲ栽培を行っている中で、色の薄さや形の歪み、破れ等で生用としては使用できないものは一定数あります。そういったものはホールのまま乾燥させたり、スライスをして乾燥をしていました。

さらに乾燥させた中からも、色、形の悪い、いわゆるB品が発生します。

もちろん食べていただくのに問題はありません。

何か活用できないかと考え、種菌メーカー森産業から発売されています「森のきのこカレー」からヒントを得て、キクラゲを入れてみたらどうか?と思い、森産業の食品部、およびグループ企業の株式会社ベルサンテと共同で開発しました。

どのようなカレーにするのか

スライスしたキクラゲや小さなキクラゲはレトルトを製造する過程で柔らかくとろけてしまい、キクラゲの食感やキクラゲが入っているのが分からないくらいになってしまいました。

そこで食感を残すために大きめにカットしたキクラゲを使用しました。

次に肉をどうするのか、、、キクラゲには鶏肉が合うという情報をいただき、メインの肉は鶏肉に決定。

鶏肉の大きさや形は試作を何度も繰り返し、カットしたキクラゲと鶏肉のチップの食感がどちらも楽しめる大きさにたどり着きました。

辛さもほどよい中辛にしております(個人差はあります)

まとめ

キクラゲ栽培の課程で発生するB品(色の薄い、破れ等、もちろん食べていただくのに問題はありません)の活用法として、「夢成きくらげカレー」を開発した

キクラゲの食感を残すために大きめにカットした。

鶏肉をメインの肉に使用した。

「夢成」サイトリニューアルしました。キクラゲ事業スタート

2年ほど前から「夢成」サイトは公開していましたが、本来の業務である、キクラゲの栽培・販路等が思うように進まず、途中から幽霊サイトとなっていました。

この度、大手種菌メーカー「森産業株式会社」の指導・監修のもとキクラゲの安定した栽培・生産が出来るようになってきました。

そこで、心機一転、キクラゲ事業としての「夢成」の活動をより多くの方に知っていただくためにサイトリニューアルをしました。

キクラゲ栽培、失敗の繰り返し

2015年11月、知人より紹介を受けた菌床販売会社と契約をし、キクラゲ事業をスタート。

しかし、世の中そんなに甘くない

  • まったくの素人で初めたため安定した栽培ができずに右往左往
  • せっかく開拓した販路も出荷するキクラゲが収穫できず、売場削減や契約保留。
  • 契約したキクラゲ菌床販売会社が遠方であったこと、また考え方の違いから思ったようなアドバイスが受けられず、時間ばかりが経過。

途方に暮れて、「キクラゲ」をキーワードにネット検索をしていたところ、「森産業株式会社」に辿り着き、群馬県にある本社へ「栽培指導を求む」とダイレクトにメールをしました。

すぐに担当営業所長から連絡があり、そこから「森産業」とのお付き合いが始まりました。

何度も何度も試行錯誤を繰り返し、キクラゲ栽培の通年安定化に近づいてきました。

今後のキクラゲ事業、サイト運営について

キクラゲ栽培が安定してきたとはいえ、まだまだ小さな個人事業。

キクラゲ栽培・営業・輸送、サイト・SNSの運用・更新、お客様対応等々、限られた人数で運営していかなければなりません。

担当部署や専任がいるわけでもなく、全て兼任、、兼任、、兼任、、

いま置かれた環境でやれる事を進めていこうと思っています。

最後に

サイトリニュールに伴いキクラゲ栽培事業「夢成」の活動を多く方に知っていただきたい。

キクラゲ栽培~サイト運営まで、少人数ですがしっかりと実績を積み重ねていきた。

至らぬところもあるかと思いますが、気長にお付き合いをお願いいたします。