あけましておめでとうございます。
「夢成」個人事業を開業して4年が経過、いくつか挫折をしたのち「森産業株式会社」のもとで本格的に事業を加速させて、およそ2年半が経過しました。
キクラゲ栽培から始まり、椎茸の栽培、そして菌床製造~販売と少しずつ規模・売上を増やしてきました。その反面、新たな課題も見えてきましたので、短期に改善すること、中~長期をかけて進めていくことを考えながら、令和2年も精進していきます。
やりたいことは沢山ありますが、慌てずに!!
キクラゲの国内生産量が増えている中、「夢成のキクラゲはどうなの?」「本当に国産?」
という疑問にお答えしていきます
夢成で栽培しているキクラゲは正式名
「あらげきくらげ89号」と言います。
これは大手種菌メーカー「森産業株式会社」の登録品種。
森産業は、きのこ品種登録数・種菌売上高などで、きのこ種菌業界トップ企業として歩み続けています。
菌床(きんしょう)と呼ばれるオガクズなどの木材チップに栄養体を混ぜてキクラゲを栽培する培地においても、栽培袋・オガ粉・栄養体等もすべて森産業に認定されたものを使用しています。
仕入れ先、使っている品種、栽培場所が証明できる「国産アラゲキクラゲ」です。
夢成キクラゲですが、本当は「アラゲキクラゲ」と言うのが正しいです。
本来、「キクラゲ」は別の品種を指しますが、一般的に「キクラゲ」のほうが浸透しているため
アラゲを省略してキクラゲと呼んでいます。
他の生産者様で「キクラゲ」と表記されているものの多くは「アラゲキクラゲ」ですね。
※呼び方、表記の統一性が求められます
キクラゲ生産者の中には、
ただ、消費者庁の表示基準で「長いところルール」というグレーな法律が存在するために一概に違法と言えない場合もあります。
国産じゃないのに国産?
これについては別の機会にご紹介しようと思っています。
夢成のキクラゲは「あらげきくらげ89号」という森産業株式会社の登録品種
菌床もすべて森産業の認定した材料・資材を使用
「あらげきくらげ」という呼び方が正しいが、一般に「きくらげ」という呼び方が浸透している
キクラゲ生産者の中には種菌を無断で交配させたり、海外から菌床・材料を輸入して国産と表記している生産者もいる(「長いところルール」によってグレーな部分のある)
夢成のアラゲキクラゲは産地証明が明確な純国産です
大手種菌メーカー「森産業」がこの度、アラゲキクラゲの白色系品種「森100号」を開発しました。
夢成としてもアラゲキクラゲ「森89号」に続き、「森100号」の栽培・販売を始めます。
最近はネット通販や各生産者のホームページ等で、白い色のキクラゲを見ることが多くなりました。
ただ、生産者・消費者・販売者の皆さんの中に「シロキクラゲ」と「シロアラゲキクラゲ」を区別なく表現している方が多く見られます。
「シロキクラゲ」と「シロアラゲキクラゲ」はそもそも全く別の品種。
「シロキクラゲ」とはシロキクラゲ科シロキクラゲ属のキノコ
対して「アラゲキクラゲ」はキクラゲ科キクラゲ属のキノコ
そして今回、夢成が栽培・販売をする「森100号」白色アラゲキクラゲは、アラゲキクラゲのアルビノ(ある色素を失った突然品位種)です。
ですから、成分は通常の「アラゲキクラゲ」と同じと考えております。
前述の通り「シロキクラゲ」は全く別品種なのでご法度。
それ以外では「白いキクラゲ」「白アラゲ」などの呼び方が多いようです。
夢成としましては、開発をした森産業の見解も取り入れて
「はくしょくあらげ」もしくは「はくしょくきくらげ」と呼ぶことにしました。
「白色アラゲキクラゲ」の色を活かした調理の紹介。
「シロキクラゲ」と「シロアラゲキクラゲ」の違いの周知
(森産業 研究開発部の見解も紹介する)
2年ほど前から「夢成」サイトは公開していましたが、本来の業務である、キクラゲの栽培・販路等が思うように進まず、途中から幽霊サイトとなっていました。
この度、大手種菌メーカー「森産業株式会社」の指導・監修のもとキクラゲの安定した栽培・生産が出来るようになってきました。
そこで、心機一転、キクラゲ事業としての「夢成」の活動をより多くの方に知っていただくためにサイトリニューアルをしました。
2015年11月、知人より紹介を受けた菌床販売会社と契約をし、キクラゲ事業をスタート。
しかし、世の中そんなに甘くない
途方に暮れて、「キクラゲ」をキーワードにネット検索をしていたところ、「森産業株式会社」に辿り着き、群馬県にある本社へ「栽培指導を求む」とダイレクトにメールをしました。
すぐに担当営業所長から連絡があり、そこから「森産業」とのお付き合いが始まりました。
何度も何度も試行錯誤を繰り返し、キクラゲ栽培の通年安定化に近づいてきました。
キクラゲ栽培が安定してきたとはいえ、まだまだ小さな個人事業。
キクラゲ栽培・営業・輸送、サイト・SNSの運用・更新、お客様対応等々、限られた人数で運営していかなければなりません。
担当部署や専任がいるわけでもなく、全て兼任、、兼任、、兼任、、
いま置かれた環境でやれる事を進めていこうと思っています。
サイトリニュールに伴いキクラゲ栽培事業「夢成」の活動を多く方に知っていただきたい。
キクラゲ栽培~サイト運営まで、少人数ですがしっかりと実績を積み重ねていきた。
至らぬところもあるかと思いますが、気長にお付き合いをお願いいたします。